バイクに初めて乗るときに必ず言われる言葉かもしれません。
バイクはバランスを崩しやすく、その分転倒や事故の可能性が高い乗り物です。さらにスピードも出せるので事故の時の衝撃は計り知れません。
さらにバイクの死亡事故の損傷部位は、頭部が48.1%、胸部が26.9%と、頭は高い数値となっています。
バイクにおいてヘルメットは自身の頭を守る重要なアイテムといえるでしょう。
バイクのカスタムにお金をかけるのは良いですが、その前に自分が安全にバイクへ乗れるのか考えてみてください。いくら凄いカスタムをしても事故に遭ってしまうと元も子もありません。
ヘルメットは別に高価なモデルを購入する必要はありません。
ヘルメットにはいくつかの安全規格が設けられており、規格に適合したヘルメットであればいいでしょう。
ヘルメットの規格について
まず確認しておきたいのが「PSC」マーク。これは国が定めた技術基準に適合していることを証明しており、日本ではこのマークがないヘルメットを販売することは禁止されています。
海外輸入品のヘルメットだとPSCマークがないものもあるので要注意。
次に確認しておきたいのがSGマークとJISマークです。SGマークは製品安全協会が定めた認定基準に合格した製品を示したもので、もしも製品の欠陥によって生じた人身事故は最大1億円の賠償を受けられます。
JISマークは日本工業規格によって定められた基準を満たした製品につけられるマークです。125cc以下の規格である1種とそれ以上の2種があります。
アメリカのヘルメットの企画にSNELL規格というものがあります。この規格は衝撃体制や耐貫通性能を試験項目に採用しているので、一定以上の強度を持っている製品と思っていいでしょう。
レースに出る場合は、MFJ後任の有無が必要です。この認証を持っていないヘルメットはサーキットによっては走行できず、レースにも出られません。
ヘルメットの選び方
ヘルメットはシーンに合わせて選ぶといいでしょう。ツーリングの場合、高速道路やワインディングのように、スピードを出す場面が多いなら安全性の高さが重要です。
また、強い走行風を受けるので、整流効果のあるフルフェイスヘルメットやシステムヘルメットなら、体への負担を軽減できます。
街乗りの場合は、頻繁にヘルメットを脱着すると思うので、ジェットヘルメットが便利で安全性と両立可能です。
半ヘルと呼ばれるハーフキャップは脱着しやすいメリットはありますが、安全面を考えるとおすすめできません。